YAMAHA PACIFICA ヘッドレス化

ヘッドレス化

私物のPACIFICA112Vをヘッドレス化しました。

ブリッジがボディの端付近に付いているベースと違い、ギターをヘッドレス化するにはボディを大きく切るか削る必要があります。
ボディ外周の形は変えたくなかったので、チューニングノブを操作できるだけのザグリを掘ることにしました。

弦アース

よく見る中華ブリッジです。各弦独立型なので弦間設定は自由ですが、スラストベアリングの外径が11mmなので平行に並べる限り最小の弦間は11mmとなります。台座のプレートっぽいものは元々のトレモロのザグリを隠すためにアルミ板で作ったものです。

飛び出ているイモネジを締めることで弦をロックすることも一応可能。しかし主軸貫通穴を通した弦はボールエンドで保持されるので不要な機構です。特に高音弦をここでロックするのはあまり現実的ではありません。しかしこのイモネジはチューニングをする際の主軸の空転を止める役割もあるので、外すわけにもいきません。

イモネジを短く削ってブリッジから飛び出さないようにしました。

ロックタイトを塗布し、弦をロックしていなくても空転しないようにしています。

ザグリの底面には飾りとしてピックガード材を取り付けます。

ヘッドはいつもの形に。

ヘッドピースはEgilegor Basses製。

ヘッドレス化したことで重量バランス的にボディを軽くできるようになったので、ピックガードの下を掘って軽量化します。

さて、少し使ったところで不具合が発生しました。
ブリッジ全体を前後させてオクターブチューニングを合わせるというヘッドレスブリッジでは定番の機構になっているんですが、何度か調整しただけで6弦のネジ穴が潰れました。

長めの木ネジでボディに固定することで対処していましたが、他のブリッジを試したいこともあり、交換します。

こちらもまた別の中華ブリッジですが、オクターブ調整がやりやすい構造になっています。

ボールエンド6角を使えばオクターブ調整が非常に快適です。

ひとまずこれで完成です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました