Sugi フレットレス化、エポキシコーティング

フレットレス化

作業前。弾き込まれた風格があります。

ナットを外し、

フレットを抜いていきます。

溝埋めの素材は相談の上でプラスチックをお選びいただきました。
フレットレスの溝埋めはメイプルが定番とされていますが、視認性を重視するなら必ずしもオススメではありません。

メイプル等の木材で溝埋めをすると側面が木口面となります(そうならない木取りもできますが、一般的なやり方ではないです)。木口面は接着剤やオイルを吸って色がかなり暗くなるので側面のラインが見えづらくなります。
プラスチックを使えば表面から側面まで一様に明るいフレットラインが得られます。

マスキングテープでダムを作り、エポキシを流し込みます。

硬化後にR出し。

研磨

エポキシはフレットの高さに相当するくらいの厚みを持たせています。

ナットを仕上げます。

完成です。

側面まで視認性の良いフレットラインが得られました。

合わせてピックアップの修繕。
シールド線がキャビディ内でキツく曲げられているせいで網線側が断線しています。
モールドから網線を採掘(?)することも考えましたが、よく見たらモールドの端からケースのシールディングらしき銅箔が出ています。モールド内でピックアップのコールド側と接続されています。

銅箔をグランドに落とすことで問題なく音が出るようになりました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました