銅箔シールド

銅箔シールド

ノイズ対策に高い効果を発揮する銅箔シールド。今回はその作業工程を紹介します。

用意するものはカッター、ハサミ、ピンセット、適当な丸棒です。

キャビティに埃や木屑が溜まっている場合はブロワ等でキレイにします。剥がれかかった塗装や導電塗料も必要に応じて取り除きます。

いろいろ流派はありますが私は底面から貼ります。キャビティよりやや広く銅箔を切り出し、側面への重ね代にはあらかじめ切れ込みを入れておきます。

重ね代に曲げ癖をつけておけばスムーズに貼れます。

複数回に分けて貼って行きます。

底面が貼れたら側面です。ピックガードやプレート等で隠れるザグリの場合、銅箔はキャビティの深さ+1mm程度の幅にします。

長さもキャビティ全周を測るか予想して繋ぎ目を作らないようにするのが好ましいです。しかし場合によっては分割した方が適切な作業につながることもあるので、状況に応じて判断します。

はみ出させた部分は適当な丸棒で伸ばします。

こうすることで見た目の美しさだけでなく、ピックガードやプレートとの隙間のない確実なシールド、そして剥がれるトラブルを防ぐ効果が期待できます。

ピックガード等で隠れないキャビティはピッタリの高さにします。

細かい部分も同じように貼っていきます。

オモテ面が完成しました。銅箔の重なっている部分はハンダで繋ぎます。粘着面に導電性があるタイプの銅箔もありますが全く頼りにならないのでハンダづけする方が確実です。

プレート類との導通を確保するためネジ部分に銅箔を貼っています。

裏面も同じように。

銅箔は最終的にグランドに落とします。そうしないと逆にノイズは増えます。ポットやジャックが固定されていれば電気的接続は得られるのですがリード線で繋ぐ方が安心です。

銅箔シールドがあるとどこにでもハンダが乗るので便利だったりします。

皆さんも是非チャレンジしてみてください。

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